アルコール依存症>自助会でアルコール依存症は改善するか

同じ病気や症状で悩んでいるとき、仲間がいると
心強いということがあります。
アルコール依存症は断酒が治療の鍵です。
しかし、断酒は自分が実践するしかないため、
その苦しさに負けて飲酒を再開して悪化させるケースは
多いのです。

一人ではできないことも、共に取り組む、頑張る人が
身近にいたら、自分もやろうという意欲が高まります。
仲間が頑張っていると思うと、断酒を諦めようと
思う気持ちも抑えられ、継続することができます。
飲酒がアルコール依存症に悪いことは分かっていても
止められないのがアルコール依存症です。
お互いの悩み、経験を語り合ううちに、自分が
一人ではないという安心感を持つようになります。
自己評価の低くなっている患者にとって、
仲間の存在は大きな力となります。

最初は他のアルコール依存症患者の体験談を聞くだけですが、
自分の症状が改善されてくると、
自然に自分から話をするようになります。
やがて、自分の経験談を話せるときが必ず来ます。
それは断酒に成功して、アルコール依存症が回復した時です。