アルコール依存症>ストレスとアルコール依存症

動物はアルコールを嫌います。
私たち人間も動物ですから、本来はアルコールが苦手、
嫌いなはずなのです。
それにも関わらず、アルコール依存症患者が
増加しているのは何故でしょうか。

現代はストレス社会と言われるように、
性別や年代を問わず、様々なストレスにさらされています。
昔から、男性が仕事帰りに一杯飲むに行くということが
ありますが、現代では働く女性も同様の行動が見られます。
ストレスが多い社会、ストレスに弱い現代人、
そのストレスを軽減するのがアルコールです。

本来は苦手なはずのアルコールを人間は飲み、
アルコール依存症になるのか、不思議な気がします。
これは、動物実験によって証明されています。

そのメカニズムは、ストレスが脳に伝わり、
ホルモンが分泌されます。
それが短期間だけ生体防御反応が起こり、ストレスから
身を守るのです。
ストレスとアルコールは切っても切り離せませんが、
上手に付き合わないと大変なことになります。
慢性的に飲酒をすると、生体防御反応ではなく害となり、
アルコール依存症になるのです。