アルコール依存症>イネイブラーとアルコール依存症の関係

イネイブラーという言葉はあまり知られていませんが、
アルコール依存症に大きな影響を与える存在のことです。
直訳すれば、可能にする人という意味で、
アルコール依存症においては、飲酒を手助けしている人を
指します。
イネイブラーは、家庭では配偶者や両親、
会社では上司や同僚ということもあります。

不幸なことに、アルコール依存症を専門としない医師が
イナイブラーだったというケースもあります。

イネイブラーはどういうことをしているのでしょうか。
アルコール依存症患者が飲酒をしているとき、しょうがない、
そのくらいなら、と思い、飲酒を許してしまうのです。
既に飲酒によって問題を抱えているのに、
飲酒を許してしまうことは、病気の進行を
加速させてしまいます。

その少しくらいという気持ちが後で取り返しが
付かない結果に繋がります。

アルコール依存症には家族や周囲の協力は欠かせません。
その協力者がイネイブラーだったら、アルコール依存症は
回復の邪魔をされているようなものです。
毅然として断酒をさせるという強い意志が周囲の人には
必要です。